世界には、様々な占いが存在していますが、
アフリカでも占いは多くの人たちの間で浸透しています。
そんなアフリカの国、ナイジェリアで行われるイファ占いについて、解説していきます。
アフリカの占いはどんな占いが主流?
アフリカの占いと言えば、日本などで行われているような手相やタロット占い、占星術などではなく、シャーマンと呼ばれる巫女さん的な立場の方が行う占いが主流です。
多くの地域に、シャーマンと呼ばれる方が存在しています。
人は、天災が起きたり、立て続けに病気にかかったり、不幸なことが起きた時にシャーマンを頼ります。
シャーマンと呼ばれる占い師が主流の中、ナイジェリアではイファ占いと呼ばれる占いが行われています。
ナイジェリアのイファ占いってどんな占いなの?
イファ占いと呼ばれても、いくら占いに詳しい方でも聞いたことがないという方が殆どでしょう。
イファ占いとは、ナイジェリア伝統の占いで、なんと無形文化遺産に登録されている占いなのです。
イファ占いは、アフリカの地域で多く行われているようなシャーマニズムとは異なり、霊感などを使うものではなく、どちらかというと統計学に近い、そんな占い手法になります。
イファ僧やババラオという僧侶のトップの方が「神様のお告げが書かれている書籍」を解読しながら占いものが、イファ占いなのです。
占い時に利用するのが、ヤシの実だったり鎖を使って占うとされています。
重大なことを決定したりするために、イファ占いは利用されます。
神様のお告げが、書の中にかかれているということで、多くのナイジェリアの方々に信じられている占いなのです。
イファ占いは治療などは目的としない?
アフリカや南米などは、どうしてもシャーマンのイメージが強いという方が多いはずです。
私自身も、そう思ってる中の一人です。
シャーマンは、占い師でありながら祈祷師としての役割や、病院の先生のような役割も果たします。
しかしながら、イファ占いは神様のお告げを頂くというものなので、あくまでも何か重要な決定をしたりする際に使われるのです。
体調が悪いなどという時には、使われる占いではありません。
神様からの信託は、どんどん書き足されて行くと言われています。
しかしながら、ずっと今まで受け継がれてきたイファ占いも、僧侶が高齢に達し、受け継ぐ方があまりいなくなってきているのだそうです。
キリスト教やその他の宗教が入ってきた事も、一因なのでしょう。
そんなイファ占いですが、せっかくの伝統の占いなので、今後も受け継がれて行って欲しいものですね。
ナイジェリアに今後行く機会があれば、一度体験してみたいと思ってる占いです。
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