世界中、どこの国の人たちも占いって信じてるんだ!
と思わざるをえません。
チベットでも、占いは昔から多くの人たちの心の拠り所となっていたのです。
人は、未来がわからないから不安になり、そして未来を良い方向に変えるために占いを利用していくんだということを知りました。
ネパールでチベット難民キャンプへ
ネパールのポカラから車で少し行ったところに、チベット難民キャンプがあります。
ネパール人の友人に連れて行ってもらいましたが、そこにはチベットの難民の方々がたくさん暮らしていました。
学校もあり、みんなそれぞれ穏やかな笑顔で暮らしていました。
そんな中、一人の男性とお話をしたことがあります。
人生に迷いが生じたらどうするか?
チベットの人たちは、人生に迷いが生じたときに占いに頼ると言われていました。
例えば、毎日の生活の中で何かしら困ったことだったり自分では決められないことにであったりすることもあるでしょう。
そんなときには、誰かに相談するというよりも占いに頼るんだそうです。
結婚相手についても、未だに占いが利用されていたりするのが現状です。
この人と結婚してもいいのか、占いで尋ねてみてあまり良くない未来が暗示されたらそこでお別れすることにもなるのがチベット社会なのです。
他の国でも、このようなことはありますが、チベットでもやはり占いで結婚について占ったりもするんだそうです。
仕事などに関しても、特に経営者の方などは占いに頼ることが多いそうです。
この契約は行ってもいいのか、話し合いをするのはいつがいいのか、細かい部分まで占いで決めたりもします。
なぜなら、占いによって良い日がわかるからだそうです。
良い日に契約を行うことで、契約などはうまくいく可能性が高いからだと言われていました。
このあたりは東洋系の占いのルーツが、チベットでも適用されているということなのでしょうか?
病気に関しても占いで決めたりするの?
日本の占いでは、多くの場合表立って病気に関することだったり、ギャンブルのことだったり、受験の合否などに関することは占っていただけなかったりしますよね?
病気なんて特に、占いで決めるようなことでもありませんし、それで治療が遅れたりしたら大変です。
それがチベットでは、病気になったときもどうすればいいのかなど占いで決めることも多いんだそうです。
これは、少し前の話になりますが、おそらく今でも病気のことを占いで決めてるという方も存在しているはずです。
夢占いも盛んに行われているチベット
また、チベットでは夢占いも盛んに行われています。
世界中どこの国の人でも、夢は見るはずです。
そのため、夢占いが行われるというのも通常なのでしょう。
見た夢によって、あまり良くない夢を見た場合には徳を積むように言われたりもするそうです。
自分自身が見た夢を占い師さんに判断していただき、それがあまり良い夢じゃなかった場合には瞑想を行ったり、様々な方法で得を積む行為を重ねるべき暗示だと言われています。
反対に、良い夢を見た際には幸運に見舞われるとしいろいろと行動するべき時期に来ているという暗示なのです。
占いは、人生における大切なことを決めるためのものなのだということを教えていただきました。
ただし、チベットでは占いはするけれども最後に決断するのは自分ですることができるんだそうです。
そのため、自分で選べるという選択肢も残されているんですね。
国によっては、占い師さんの力が絶大で占いで言われたことは絶対という国もあったりします。
私が聞いた話では、占い師さんの話が絶対というわけではないということでした。
世界の占いは色々ありますが、チベットの占いはどことなくルーツが日本の占いにも近いような感じがしています。
チベットの人たちの顔は日本人にも近いですし、その辺のところも関係しているのでしょうか?
チベットに行かれる機会がありましたら、占い師さんに占っていただくというのも面白いかもしれませんね。
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