世界中の多くの国で、西暦を使って運勢を占ったりしますが、
ここネパールでは多くの場合占星術を利用する際にはネパールの暦である「ピグラム暦」を使って占うということを教えてもらいました。
ネパールの占について、ご紹介します。
ネパールの暦について
まず、ネパールの占について知る前にネパールで使われているれきについて知る必要があります。
ネパールでは、西暦とともにネパール独自のピグラム暦というものが使われています。
ピグラム暦とは、毎年ネパールの占術家の方や天文学の関係の方々が集まり決めるもので政府が承認するという形で発表されるものなのです。
そのため、未来のピグラム暦がどうなっているのかわからないということなのです。
とても不思議な暦ですが、ネパールでは当たり前のようにこのピグラム暦が使われています。
カトマンズやポカラなどの人たちは、西暦で話をしますが友人が住むネワールパワシ近隣では多くの人たちが西暦ではなくピグラム暦で話をされていました。
田舎の人たちにとっては、西暦の方が馴染みがないもののようですがここ最近ではSNSなどの発展により田舎の人たちも西暦を使うようになってきたようですね。
また、ピグラム暦は4月のネパールの新年から始まり、また新年の前日で終わるという計算になります。
そのため、複雑ですがまだネパールでは2016年という概念が続いているということですね。
ピグラム暦によるネパールの占い
そのような理由から、ネパールの占いではピグラム暦が重視されます。
インド占星術により占うという占い師の方もいらっしゃいますが、多くの場合ピグラム暦が重視されているようですね。
ちなみに、ネパールのピグラム暦での星座は日本の西暦での星座とことなってきます。
ネパールに行くと自分の星座が異なるというのもなんとなく変な気持ちですね(^_^;
ピグラム暦の占いに必要な物
ピグラム暦で占うために必要なのが、
- 生年月日
- 生まれた時間
- 生まれた場所
などのすべてが必要となってきます。
生まれた場所も占いに必要だというのは、より詳しく色々とあなたについて分類していくということですね。
ちなみに、ピグラム暦の占で使う星廻りは、生まれた後に祈祷師の方によって作成されます。
その後、様々な運命が乗るピグラム暦の占星術の表が作られるのです。
クゥンダリ(チィナ)と呼ばれるものがそれに当たります。
ネパールのピグラム暦での占星術で占えることは?
ちなみに、ネパールの占星術で占うことができるのは
- その人の一生の運命
- 性格
- 相性
などを占うことができます。
また、チョークと呼ばれる市場に行くと、1年バージョンも手に入れることができます。
一年バーションでは、
- 毎日の運勢
- 相性の良い人について
- 夢占い
などまで、いろいろと書かれていたりします。
どちらかというと、日本の西洋占星術よりもインド占星術に近い占いなので、かなり詳しいところまでわかるのがネパールの占いです。
私はネパール語が読めませんので、ネパール人友人に見てもらったら、ネパールの占いでいう私の性格は、日本の占いでチェックしたものと同じでした(笑)
出てきた星座は違うのに、なんとなく不思議な気持ちでいっぱいです。
ネパールの占いで悩みを解決したい時は?
どこの国に生きていても、悩みっていろいろありますよね?
ネパールの人たちは、日本と比べるとポジティブに生きている方が多い印象を受けます。
それでも、悩みは当然のように存在しています。
解決したい悩みがある、そんな時には占いよりも祈祷師の元に相談に行ったりするようですね。
さらに、心が辛いという時には、シンギングボールなどを使いリラックスするという方法も使われています。
カトマンズでは、手相占いをされる占い師の方もいらっしゃいますし、いろいろな占術を扱い若い女性たちに人気の占い師の方もいたりするようですね。
だんだんと、ネパールの占い分野においても近代化してきたということでしょうか?
ネパールに行かれる際には、是非ネパールの占いも試されてみてください。
一つ問題なのが、ネパール語しか占い師さんは話さない方が多い為、通訳してくれる方がいないとちょっと厳しいものがあります。
ネパールの方は、かなり英語は堪能ですし、日本語を話す方もたまにいたりします。
日本語学校はあちこちにありますし、そんな方にお願いできると良いですね。
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