イタコの名を聞いた事がありますか?
青森の恐山という、地獄谷のような場所にはイタコがいるという話を聞きました。
「イタコさんがいるなら、ぜひとも口寄せしてほしい!」と思うのが信条ですよね?
青森に行くついでに、恐山にも足を踏み入れてみる事にしました。
青森の恐山ってそもそも何なの?
青森の恐山とは、wikiによると
恐山は、地蔵信仰を背景にした死者への供養の場として知られる。
なんて書いてあります。
なんか見ているだけで、恐ろしくなってしまうような場所です。
さらに、ガイドブックなどを見てみると「イタコで有名な日本三大霊場の中の一つ」なんて記載が。
なんとなく恐ろしい気持ちになります(>_<) さて、そんな恐山ですが、三途の川を渡った先にあります。 三途の川にかかる橋を渡ると、そこは本物の地獄を思わせる地獄模様です。 硫黄の匂いの中、地獄を探検していると「今までしてきた悪事を反省し、地獄に落ちないように気をつけなきゃ」という気持ちになってしまうものです。 恐山のすごいところは、地獄を抜けた先に天国が現れるところです。 これに関しては、ご自身の目で是非とも確かめられてみてください。
青森の恐山のイタコさん訪問
さて、本来の目的である恐山のイタコさんを訪問してみることに。
しかしながら!
地獄の全域を探せども、イタコさんらしき方はいらっしゃいません。
よくよく調べてみると、イタコさんは夏の大祭りの時、秋の祭典の時の二回だけ、恐山にやってくるんだそうです。
毎日恐山にいる訳ではないんだそうです(>_<) それは残念です。 普段は、地元、もしくは自宅でイタコの口寄せを行ってるそうですね。
イタコの口寄せってそもそも何なの?
おそらく、イタコの口寄せについて聞いたことがないという方はいらっしゃらないはずです。
テレビなどでもよくやってますし、名前だけは知ってるという方が大半でしょう。
イタコの口寄せとは、イタコさんが亡くなられた方と交信し、亡くなられた方との話の仲介をしてくれるというのが口寄せにあたります。
巫女さんとはちょっと異なり、巫女さんの場合には神様の中にしか入りませんが、イタコさんの場合には亡くなられた方の中に入ることができるというのが異なる点です。
何れにしても、口寄せをイタコさんにしていただくことで亡くなった方との会話ができれば嬉しい限りですね。
イタコさんと会話されて、安堵の笑みを浮かべられてる方、涙が止まらなくなってしまってる方などをテレビで見たことがありますが、実際のところどうなのでしょうか?
イタコはもともと持ってる能力?それとも後天的なもの?
イタコとは、もともと持ってる能力なのでしょうか?
それとも、後天的に修行を積むことでなれるものなのでしょうか?
イタコさんになるためには、霊感的なものが必要だとされています。
昔の時代は、弱視の方などがイタコになってたなどと言われています。
五感のうちの一つが欠けていることで他の部分が優れているということなのでしょうか?
何れにしても、イタコさんはもともと持ってる霊感的な能力の他に、何年も修行を積むことでなれるものなんだそうです。
また、修行を積んだところで絶対になれるという訳ではないと言われています。
何十年か前までの東北地方には多くのイタコさんが存在されていたようですが、今現在は姿を消し、わずかのイタコさんしか残っていません。
昔の方々は、何か悩み事があったり病気の相談をしたりと、シャーマン的な位置付けだったのがイタコさんなんですね。
イタコの口寄せは本物なの?
ちなみに、イタコの口寄せって本物なのでしょうか?
なんとなく「胡散臭いな」という気持ちでテレビを見てたという方もいらっしゃるかもしれませんね。
実際のところ、亡くなられた方と交信できてるかどうかは確かめる術はありません。
でも、実際に試された方が納得すればそれで良いのではないでしょうか?
私は、今でもイタコの口寄せを行ってみたいと思ってます。
恐山にお祭りの時に行くのは、海外在住のためなかなか難しいのですが、機会があれば絶対にイタコさんには見ていただきたいと思ってます。
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