世界中にシャーマンと呼ばれる方っていますが、韓国にも実はシャーマンと呼ばれる方が存在していました。
私の中でシャーマンは、南米のサンフランシスコ村のアヤワスカだったりネパールのシャーマンだったりなのですが、身近なお国である韓国にもシャーマンがいらっしゃったとは驚きでした。
韓国のシャーマンと呼ばれる「巫堂(ムーダン)」について、ご紹介します。
韓国にもいるシャーマンの存在
朝鮮、そして韓国の文化にもシャーマニズムは根付いています。
シャーマンとは、困った時に救ってくれるような存在の方を指し、まだ様々なものが発展していなかった時代には、困ったことがあると多くの国々ではシャーマンの元を訪れていました。
特に多いのが、原因不明の病気などに侵されてしまった時です。
シャーマンに助けられたという方がどれだけ多いのでしょうか。
自分ではわからない、進むべき道を照らしてくれるのが、シャーマンの存在なんですね。
シャーマンとは、神様とつながることができる祈祷師としての存在です。
韓国のシャーマンは、「巫堂(ムーダン)」と呼ばれ、クッと言われる儀式を行うことで口寄せを行う存在なのです。
韓国のムーダンのクッて何?
韓国のシャーマンがムーダンであり、そしてムーダンはクッと呼ばれる儀式を行うことで神様を降ろします。
クッという儀式は、祭壇を作り、そして音楽などを盛大にならす中飛んだり跳ねたり、踊りながら神様からの口寄せを行います。
とても大掛かりな設備が必要で、クッの儀式を行うためのお部屋などが韓国にはあったりします。
もちろん、ムーダンの自宅で行う場合もありますが、自宅では占いのようなことだけ行い儀式を行う際にはクッのお部屋に移動するという場合が多々あるようです。
ちなみに、ムーダンは生まれた時からムーダンとして生まれ修行を積まれてる方と、或る日突然原因不明の病に侵され、生き延びるためにはムーダンになるべきだと言われてムーダンになる方との2種類がいらっしゃいます。
ムーダンとして生まれた方は、小さな頃から四柱推命の勉強もするんだそうです。
ムーダンには、四柱推命も必須だと言われていました。
生まれた生年月日と時間から様々な運命を占い師、さらには神様からの口寄せを行うという二つの方法を用いるため、よく当たるとして有名なんですね。
ムーダンはシャーマンなのに占いを行う?
世界的に、シャーマンのような祈祷師の方々も、占いを行います。
様々な悩みを持つ相談者の方々へ、より適したアドバイスを行なうためだそうです。
一つの方法だけよりも、いくつもの方法を用いて得た結果の方が安心できますよね?
ネパールなどでもそうですが、シャーマンと呼ばれる方でもカードを操ることができたり、なかなか興味深いものがありました。
いろいろと力を持たれてる方でも、勉強をされることで相乗効果でお力が増すということなのでしょう。
日本では、ムーダンの存在は殆ど知られていません。
日本でテレビなどで特集されるといえば、沖縄のユタだったり青森のイタコの存在ですよね?
テレビでムーダンは、殆ど出てくることもありません。
それもそのはず、ムーダンの儀式はとても大掛かりなもので、儀式を行うにはとてもお金がかかるのです。
クッの儀式をしたいというと、それこそ何千円とかではすみません。
10万円単位でお金が飛んで行ってしまいます。
そのため、なかなかムーダンのクッの儀式をしたいと言ってもできるものではないのです。
韓国に行くと、ムーダンの方の家はすぐにわかります。
玄関に卍の文字を飾り、そして白と赤の旗を掲げてある家がムーダンの家なのです。
韓国でも、日本同様に占いは流行っています。
韓国の占いを試されるという方は、もし可能であれば街を歩かれてムーダンの家を見つけられて見てください。
そんな旅も、なかなか乙なものです。
かなり不思議な体験をすることができるはずです。
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